皆さんの職場では、皆さん元気な挨拶をしていますか?職場によっては元気な挨拶をしにくい場合もあるかと思います。また、顧客との打ち合わせでは元気な挨拶をしていますか?ここでは、仕事で元気な挨拶が必要な理由について解説していきたいと思います。
挨拶をされてイヤな人はいない
挨拶をして怒られたことはありますか?おそらく、基本的にはないと思います。あるとしたら、相手が切羽詰まっていて余裕がなかったり、皆さんが前日までに仕事を終わらせる必要があったのに終わらせる前に先に帰ってしまったときに、相手はそのもやもやがあって怒りだしてしまうなど、稀なケースであると思います。
海外(私が分かるのは多くの国にから人が集まる国際都市)では、同じ部署の人でなくても、エレベータなどで一緒になれば、挨拶をしたり、ちょっとした話をしたりします。なので、日本の職場に出社して静かに席に座り「しーん」とするような状況は、実は世の中ではありえないほど不思議な環境であると言えます。
挨拶をすると、相手は基本的には、イヤな思いになることはなく、挨拶を返してくれると思います。返さない人はかなりの頑固者でしょう。無視するのと同じなので。例えば上司の立場からしても、挨拶をしてくれる部下と、挨拶をしない部下、どちらと話したいと思いますか?皆さんが元気に挨拶をすれば、上司も話しやすくなるので、仲良くなるためのハードルは下がります。
声のトーンは、小さい場合と大きい場合、どちらがいいのか、皆さん本心では分かっているはずです。あえて小さい声で話すメリットありますか?小さい声だと「ん?」と思われることや指摘を受けることはありますが、大きい声で怒られる可能性はかなり低く、相手の印象もよくなります。リスク管理の観点からも大きい声であいさつすればよいのです。
感謝の気持ちを伝えることで嬉しくない人はいない
何かをしてもらったときに「ありがとう。」「ありがとうございます。助かりました。」などと言われてイヤな気持ちになる人はいますか?もちろん本心で言って欲しいところですが、仕事と割り切ってでも、言うだけで言われた人は良い気持ちになれます。上司から部下に対してでも、部下から上司に対してでも、同僚から同僚に対してでも、同じです。わざわざ何も言わないで、もやもやを残すくらいなら、感謝の気持ちを伝えるだけで十分です。特に、自尊心の高い上司の場合は、感謝はかなり効果があります。皆さんが心に思っていなくても、「さすが、すごいですね。」「勉強になりました。」「そのスキル、自分でもできるようにがんばりたいです」なんて言ったら、表に出さなくても絶対に喜んでいますし、これを蓄積すれば、今後の皆さんに対する対応も柔軟になっていく可能性は高いです(テイカーもいるので100%ではありませんが)。
見落とし忘れがちな、聞いた後の結果の共有
上司や同僚、部下に、皆さんが分からないことや不明な点を聞いたりしますよね。その時に教えてもらって対応したあとに、教えてもらった人に結果をフィードバックしていますか?多くの人は、この一歩に手が出せていないのではないでしょうか。でも、この一歩の手を出すことは、最強の武器になりえます。例えば、「教えてもらったことを使って対応したらうまくいきました!」「教えてもたっらことを報告して無事に終わりました。ありがとうございます。」とフィードバックすると、教えた人はとてもハッピーな気持ちになります。上司や先輩には、このフィードバックがないことで、イヤに思ったり、報連相ができない人だと思ったりする人は意外に多いので、教えてもらった結果を共有するという、ひと手間加えることを忘れないようにしましょう。この効果は、ひと手間を加える負担と比べて、圧倒的な費用対効果があります。