はじめに
皆さんは働きがいのある仕事をしていますか?仕事が楽しいですか?仕事でなりたい自分はありますか?なかなか迷いなく「はい!」と言える人は少ないかもしれません。
でもまずまず働きがいがあるけど自身をもって言えない人、働きがいがない人、やる気が出ない人、仕事を辞めたいと思っている人、なりたい自分がみつけられない人などさまざまな方がいると思います。そのような方に、本記事では、働きがいやなりたい自分を見つけるためのきっかけになる方法について解説していきたいと思います。
働きがいやなりたい自分を見つけるための方法-具体的な3つのステップ
①やりたくないことを全部書き出してみる
とにかく皆さんが仕事でやりたくないことを全部書き出してみましょう。例えば以下のように考えてみます。
- 今の上司と仕事をしたくない
- 給料が安いから一所懸命働きたくない
- 残業をしたくない
- 気が乗らない会社の飲み会に参加したくない
- データ整理ばかりしたくない
- 時間外や休日に仕事の連絡を受けたくない
- 会社にいきたくない
②やりたくないけどやった方がよいと思うことを削除する
次にやりたくないけどやった方がよいと思うことを削除します。皆さん自身の感情や感覚を丁寧に見てみると、理屈や表面的な思考にとらわれず、心の奥底で大事だと思っていることが分かります。これはそれを見つけるきっかけになる方法なのです。
書き出したリストを見直しながら、皆さん自身の感覚がどのように変わるのかを観察してみましょう。
例えば、「会社にいきたくない」というのは、会社に行きたくないと思うのは、今の上司との関係が悪いからであり、気の合う同僚と同じ方向に向かって努力したり、助け合ったり、切磋琢磨することができる場所が大切に思うかもしれません。そういう場合には「会社にいきたくない」というのはリストから削除するのではなく、リストに残すことになります。「時間外や休日に仕事の連絡を受けたくない」というのも必要な場合もあるのでリストに残すことにします。
③やりたくないことをひっくり返してやりたいことに変えてみる
それでは、次にすることは、やりたくないことをひっくり返してやりたいことに変えてみるのです。具体例として、やりたくないリストのうち、削除しなかったものを用いてやってみます。
- 今の上司と仕事をしたくない → 尊敬できる上司と働きたい
- 給料が安いから一所懸命働きたくない → 正しく評価される場所で一所懸命働きたい
- 残業をしたくない → 限られた時間の中で集中して仕事をして成果をあげたい
- 気が乗らない会社の飲み会に参加したくない → 気の合う仲間と楽しい飲み会をしたい
- データ整理ばかりしたくない → 自分の得意を生かせる仕事をしたい
実際に試してみた結果
この作業を丁寧に深く考えながら進めてみると「やりたくない」ことは愚痴のようになっていたのですが、ひっくり返して「やりたいこと」に変えてみたらどのような気持ちになりそうですか?また、実際にやってみた人はどのような気持ちになりましたか?仕事に対して心が前向きになっていませんか?
ここから分かってきたことは、この例では、「尊敬できたり共感できる仲間と自分の得意を生かして切磋琢磨しながら働きたい」ということが見えてきます。
おわりに
さて、この取り組みはいったい何なのでしょうか。すでにお気づきの方もいると思いますが、本記事は、水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」シリーズの「夢をかなえるゾウ0(ゼロ) ガネーシャと夢を食べるバク(文響社)」の一部を引用して記事にしています。
今回は、皆さんが夢をかなえるることができるようになるための自己啓発本の一部を取り上げて記事にしていますが、この本は人生に前向きになるための金言がいくつも詰まっていてとてもおすすめできます。興味のある方は是非、書籍を買って読んでみて下さい。後悔しないと信じています。