1. はじめに
生まれて初めてフランスの作家であるジュール・ベルクさんの「十五少年漂流記(新潮社)」を読みました。恥ずかしながら、筆者はもともと文才はなく、読書嫌いの子供でした。だから、今ここで記載する内容は、後天的に学んで行動して経験を積んだ結果となります。
十五少年漂流記改版 (新潮文庫) [ ジュール・ヴェルヌ ]
ここでは「十五少年漂流記」について、一人でも多くの人に興味をもったり、考えたりしていただけるように、本書籍を基に今の社会で私たちが生き抜くためにできることについて解説していきたいと思います。
2. 「十五少年漂流記」の概要
本書籍は、15人の少年を乗せた船が海上に滑り出し遭難し、漂流されて無人島にたどりつき、二年の月日をかけて生き延び、15人が一人も欠けずに生還するという物語です。
読んだことのない皆さんには是非読んでいただきたいので、概要はこの程度にとどめたいと思います。
3. 仕事で重要なエッセンス(要素)
どんなことであれ、困難に直面した時に、勤勉、勇気、思慮、熱心の4つがあれば、少年であっても、必ず困難に打ち勝つことができるということです。筆者なりに、今の仕事や人生に重要なこととして置き換えてみると、次の通りになります。
- 思慮深さを持つ(多くの情報や意見を取り入れ最適な決断をする)
- 自己を犠牲にして献身する(ギバーの精神)
- 諦めない勇気を持つ
- 具体的に行動する
- 協調したり成長する仲間に国籍や身分は関係ないことを理解する
4. モチベーションが低下した時に私たちができること
①思慮深さを持つ(多くの情報や意見を取り入れ最適な決断をする)
皆さん自身の常識や見解で物事を決断しても、必ずしも良い結果を得られる訳ではありません。思慮深さを持ち、多くの情報や意見を取り入れ最適な決断をすることが重要です。多くの情報や意見を取り入れることが何故重要であるのかについては、以下の記事が参考になります。
②自己を犠牲にして献身する(ギバーの精神)
仕事を楽しく人生を豊かにするためには、自己を犠牲にして献身するギバーの精神が重要です。ギブアンドテイクにより仕事を成功させるためにできることについては、以下の記事が参考になります。
③諦めない勇気を持つ
皆さんは、困難に直面したときに、諦めないで果敢に挑戦できますか?現在の社会ではすぐに諦めてしまったり、仕事であればやめて転職を考えたりと、諦めて次に行くという選択をするという方も多いのではないでしょうか。仕事で限界を感じたときのもうひと踏ん張りについては以下の記事が参考になります。
④具体的に行動する
多くの人から聞こえてくる声の例を挙げてみます。「そんなことしても無駄だよ!」「それは意味がないのではないか」「忙しいから今はできない」確かに多くの人が言いそうなセリフです。大事なことは、いつ忙しくても、皆さん必要と考えたことに対して具体的に行動することが重要です。仕事で必要な場合を除き、皆さんは是非、批評家・評論家にならないで欲しいと切に願います。
⑤協調したり成長する仲間に国籍や身分は関係ないことを理解する
この物語で出てくる主人公たちの国籍は、イギリス、アメリカ、フランスです。物語の舞台となるニュージーランドは、かつてのイギリス(大英帝国)の植民地であり、イギリス人であることは、他の国の人とは大きく異なるものでした。
物語の中では、優秀であるにも関わらず、国籍が違う(イギリス人ではない)ことで、批判をされたり、話を受け止めてもらえなかったりしてしまいます。日本人には分かりにくいところなのですが、日本から海外に出た多くの人は、この批判を受けたり、話を受け止めてもらえないということは、それなりの人が経験しているものなのです。
でも、実際には、協調したり成長する仲間に国籍や身分は関係ありません。主人公たちは見事に困難を乗り越え、成長することができました。協調したり成長する仲間に国籍や身分は関係ないことを理解することが重要です。
日本においては、少子高齢化が進み人口減少問題が大々的に取り上げられている中、職場や社会においてどのように対応していくのでしょうか。日本が思っている以上に、周りの国々は社会的にも経済的にも成長しています。そして成長している、していないに限らず、同じ仲間として受け入れて、ともに協力して理解しあい、成長していけたら嬉しいです。多くの人にとっては、これは他人事に思えるのかもしれませんが、まさに、自分事となる寸前まできています、というよりすでにその段階にきて更に時が過ぎていると認識した方がよいくらいです。
それでは、具体的にどうすればよいのでしょうか。ここでは難しいことは抜きにします。一言で言えば、先に書いたおとりであり、愛情をもって仲間として受け入れて、ともに話し合い、協力して理解しあい、成長していけばよいのです。時間はかかります。でも、そこを諦める未来と、失敗もしながら諦めずに根気強く取り組んだ結果の未来と、同じでしょうか。全く違う未来が待っていると思います。本ブログを見ていただける皆さんなら共感していただけると信じています。
5. まとめ
フランスの作家であるジュール・ベルクさんの「十五少年漂流記(新潮社)について、一人でも多くの人に興味をもったり、考えたりしていただけるように、本書籍を基に今の社会で私たちが生き抜くためにできることについて解説してきました。
十五少年漂流記改版 (新潮文庫) [ ジュール・ヴェルヌ ]
その中でできることとして、①思慮深さを持つこと(多くの情報や意見を取り入れ最適な決断をする)、②自己を犠牲にして献身すること(ギバーの精神)、③諦めない勇気を持つこと、④具体的に行動すること、⑤協調したり成長する仲間に国籍や身分は関係ないことを理解することについて話をしてきました。
皆さんも、同じ志や夢を共有できる仲間を見つけて、たくましく生き抜く力をつけていきましょう。もちろん筆者もがんばります。ともに行動していきましょう。